こんにちは、スタジオラフォーレです。
今日はちょっと暑いくらいに良い天気⁉️☀️
ラフォーレでも前撮りや早めの外出など、七五三のお客様が連日お見えになっています。
ところで、七五三ってどんなお祝いでしょう?
着物を着て、写真を撮って、神社やお寺にお参りに行く……でも、なんの為に?
今日はそんな七五三の由来について♪
【七五三の由来・お子様の健康を願って】
そもそも七五三はいつ頃、どこで生まれたのでしょうか。
・古代中国における『奇数は縁起が良い』という思想をもとにしている
・平安時代の公家の儀式をもとにしている
・江戸時代、徳川家の健康祈願の儀式をもとにしている
などなど諸説あるのですが、おそらく様々な思想・宗教・土地の信仰や風習と混ざり合って、俗に言う『七五三』になったのではないでしょうか。
関東では一般的に3・5・7歳で行われていたそれぞれの儀式を、総じて『七五三』と呼ぶようになったと言われています。
3歳では『髪置(かみお)き』、5歳では『袴着(はかまぎ)』、7歳では『帯解(おびと)き』という、以下のような儀式がもとになっています。
髪置き:江戸時代まで、2〜3歳までは子供の髪の毛を剃る習慣がありました。髪を無くすことで頭を清潔に保ち、また悪霊に髪の毛を引っ張られて魂を抜き取られることを防ぎ、病気にならぬよう願ったと言われています。それをやめて髪を伸ばし始めるようになるのが『髪置き』の儀式でした。
袴着:平安時代の公家階級に見られた儀式で、子供たちが初めて袴を着用する儀式です。かつて袴は公の場所で着用するオフィシャルな衣服だったので、袴を履けることはそういった場所に出られる年齢であることを表したのかもしれません。古くは男女共に行われていましたが、江戸時代に武家の男子だけが行う儀式となりました。
帯解き:かつて子供用の着物には、脱ぎ着が楽なように紐がつけられていました(現代でも甚兵衛や作務衣、子供用の着物の一部には紐が残っています)。そういった紐付きの着物を卒業して、大人と同じように帯を締めて着物を着るようになるお祝いを『帯解き』と呼びました。
この他、福岡県では大人と同じ下着を初めて身につける『へこかき/ゆもじかき』という行事が、出雲地方では『3歳で言葉、5歳で知恵、7歳で歯を神仏から授かることに感謝して、厄祓いする』という考えもあるそうです。
このように七五三の由来となった儀式は、子供たちの健康と成長を願い、また身につけるものと深い関わりがありました。
かつて「7歳までは神のうち」という言葉がありました。
医療も栄養状態もよくなかった日本では、7歳までに亡くなる子供が少なくなかったことから、
「7歳までの子供はまだ人間ではなく、いつ神様の世界に帰るか分からない存在」
という意味だそうです。
子供たちが髪を伸ばし、袴を履き、帯を締める姿を見て、大人たちはどれほど喜び安心したことでしょうか。
七五三の着物を着て、笑顔でお写真を撮られるお子様たちが、どうか皆様いつまでも健康で、幸せでありますように。